2011年12月29日木曜日

クスクスパウリスタ (Cuzcuz Paulista) エビと野菜のしっとり塩ケーキ

冷めてもおいしいサンパウロの郷土料理

エビと野菜のしっとり塩ケーキ
(Cuzcuz Paulista)

作り方
① 玉ねぎ、ニンニク、パセリをみじん切り、ピーマン、パプリカをさいの目切り、万能ねぎを小口切りにする。
② 茹で卵とオリーブの実をスライスにし、トマトは輪切りにする。
③ ボールにコーンフレークとキャッサバ粉を入れ、よく混ぜながら手で少しほぐす。
④ 水(½カップ)に少々の塩を混ぜてから、③にかけてから軽くほぐす。
⑤ サーディン(いわし)を開き、小骨を取る。
⑥ お湯(4カップ)にコンソメを溶かし、だし汁を作る。
(飾りのエビの茹で汁を使ってもいい。)
⑦ 大きな鍋にオリーブオイルを熱して、玉ねぎを炒めてからニンニクを入れる。
⑧ ピーマン、パプリカを入れ、しばらく炒める。
⑨ トマト缶、オリーブの実、ローリエ、パセリ、万能ねぎと⑥を入れ、塩と胡椒で味付けをし、しばらく煮込む。
⑩ エビを加えて、煮込む。
⑪ 火を弱火にし、③を少しずつ入れながら混ぜる。
⑫ しっとりしてかつしっかりしたペスト状になって、加熱した後に火を止める。(ベチャッとして底に水分が残っていたら、粉を加え、ぱさぱさな状態になったら、お湯で伸ばし、調整をする。)
⑬エンゼル型にオイルを薄く塗り、その底や周りに茹で卵、トマト、サーディン、グリンピースをきれいに並べてから、⑫が熱いうちに少しずつ入れて、スプーンなどで丁寧に隙間なく埋めてから、しばらくそのままの状態で放置し冷ます。
⑭ 型から取り出す時は、周りにナイフを少し入れてからお皿をあててひっくり返す。

材料 (10~15人分)
コーンフレーク   2カップ
キャッサバ粉    1カップ
むきエビ      300g
玉ねぎ       1個
ニンニク      3個
ピーマン      1個
パプリカ(赤)   ½個
パプリカ(黄)   ½個
トマト缶      1缶
グリンピースの缶詰 1缶(200g)
ヤシの新芽     1カップ
オリーブの実    10個
コンソメ      1個 
(*チキン、野菜やエビなど)
オリーブオイル   1カップ  
お湯        適量
塩         適量
胡椒        適量
イタリアンパセリ  適量
万能ねぎ      適量
ローリエ      1枚


クスクスパウリスタ(Cuzcuz Paulista)とは?
クスクス(cuzcuz)という料理は世界で親しまれているエスニック料理ですが、ブラジルには様々なクスクスの調理方法があります。その中でもサンパウロ州のクスクスは特殊で、17世紀~18世紀にかけて今のスタイルができたと言われています。その昔、サンパウロ州の未開拓地からミナスジェライス州へ旅をする商人達は、トウモロコシの粉、コーンや鶏肉などの食材をよく弁当箱に入れて持ち運んでいました。これらの具材は旅の途中で混ざり合い、鶏肉の肉汁がトウモロコシの粉に滲み込んで、偶然に今のクスクスの形ができたと言われています。クスクスはブラジルのひとつの代表的な料理で、日常の食事から、パーティーと、お祭りに欠かせない人気メニューです。

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